slowrunner

スローランナー

先ずは冬から春先へ。

シャローランナー譲りのウォブンロールアクションに通常のリトリーブでは約1m付近まで急潜航。「ディープレンジ仕様」というわけではなく、コンセプトは「シャローレンジの超スローミノーイング」。

従来のシャローランナーで攻めていたレンジを、通常リトリーブの特性を活かし、今までの「半分以下のスローリトリーブで漂わす」のが狙い。切り立った護岸でのおかっぱりや、ボートなどの浮き物での釣りも、足元まできっちりと泳がしきれるのもこの「ポテンシャルの半分以下」でのメリット。

浮力の強いブランクは使い手の好みに合わせたカスタムベースにも幅広く対応します。

もちろん春先のみならず、ウィード面を出来るだけスローに漂わすミノーイングも効果てきめんです。

オウルジーンズ初のロングビルタイプは「超スローミノーイング」をコンセプトとした140mmミノー。「slowrunner」です。

2017-12-22

SokoBetta

ソコベタアルビノ ソコベタ青 ソコベタ赤 ソコベタ銀 ソコベタピンク

ボトムのずる引きにも対応の、スローシンキング設計のベタ「ソコベタ」。
ウエイトバランスに、比重設定。フックバランスとパーツサイズの変更と、従来のシリーズ同様の見た目とサイズながらに全く新しいベタを製作しました。
最大の特徴は、大型リップを支点にボトムでステイ。特有のシリコンラバーが大きくフレアリング。わずかな波動で揺らめきます。
ロングシャンクでありながら、リップ系の中に収まるフックサイズは、ボトムの枯れ葉を拾うことなく高い障害物を回避する効果。
厳寒期のボトム、ラバーのみがゆらめく超スローなずる引きや、一点シェイクに特化した性能です。

スローフロートで「巻けば潜る」設計にしなかったのは、巻き重りや回収時のノッキングを避けるため。
「巻けば泳ぐ」設計にしたことで、任意のレンジで潜航をやめ、従来のベタ特有のヌルヌルとしたアクションで層を泳ぎます。
大きなロールで水を逃がすことで、このタイプにありがちな巻き重りも軽減。
水面でのステイこそできないものの、表層からボトムまで、幅広いレンジを巻けることでシーズンを通して活躍の幅を広げました。

ボトム攻略にて傷ついたリップパーツは、もちろん交換可能なオリジナルパーツ。

いままでのシリーズとも使い分けの明確にできる「できる奴」に仕上がりました。

2017-01-19

SokoVib

ソコバイブ

オウルの冬のボトムゲームに、ニューバリエーション。

フロートバイブをベースに「浮く」バイブから作ったから面白い、ボトム直立型のハンドメイドシンキングバイブレーション「ソコバイブ」。

その特性は「ボトム直立からのバンピング」ではなく、スローにも、短い移動距離にも、小さなテンションのジャークにも対応する、「ボトムに張り付いたまま」レスポンスよく「軽快にボトムを這うアクション」。

その小気味の良い感触は癖になるバイブレーションで、フロートバイブベースながらに、浮力抵抗が無くなった分 巻き抵抗も軽快に仕上がりました。

直立姿勢のアクションは、もちろん障害物回避力も高く、Wフックを標準装備。フックを外すと浮き上がるバランスで、サルベージではボトムがとりにくい場面、ソコベタではポイントが絞れないシチュエーションで活躍します。

素材は発泡素材からウレタン樹脂に変更し、ラトルイン。素材、製法ともに専用設計のニューバリエーション。

ボトム用バイブレーション「ソコバイブ」です。

2017-12-22

TATE-Tor

今までにない、ちょっと変わったペラの組付け方法が可能にした、
前代未聞の”縦割れ”型シングルスウィッシャー。
それがオウルジーンズ10周年目の新作、「TATE-Tor」(タテトー)です。
例えば、従来の前後分割の2連ジョイントの場合、ジョイント部が「関節」、リア(後部)がブレーキの役割となり、
移動距離を抑えたアクションやタップ音、操作感がその強みです。
縦割れジョイントでは、左右のボディが生じさせるズレが、ルアーのスムーズなアクションの動き出しのきっかけとなり、
ボディ同士のぶつかるアピールサウンドを発生。
ジョイントルアー特有のメリットは有しつつ、アクション自体はまるでノンジョイントルアーの様なスライドアクションを実現します。
つまり、ジョイントルアーのメリットである動き出しと、ハイアピールサウンドを武器としながら、
ノンジョイントの様な、切れのあるスライドアクションを兼ね備えた、今までにない新しいポジションのジョイントスウィッシャーとなります。
そしてSSの要となる、リアペラ部分。難しかったのは分割ボディに対して一枚となる、シングルペラ。
左右分割に対してフリーでの接続ではなく、こだわったのはあくまでも固定式設計。
固定式にすることで、ペラの持つ「支点」と、「ポーズ時とアクション時の、変わらないペラの位置とルアー姿勢」。
「ベースの浮き姿勢を維持する」という、スウィッシャーとしてオウルジーンズが最重要視した部分を独自の組付けによる固定式ペラで実現しました。
もし、ペラ部分を「接続タイプのフリー」にすると、ブレードの様な役割となってしまうことや、ポーズ時はフリーペラは水中に垂れ下がります。
そうなると、例えば「1アクション目と、連続した2.3アクション目」のサウンドやアクション、操作感が変わってしまい、「シングルスウィッシャー」として目指すルアーとは別物になってしまいます。
特異なブランクであれ、そこに固定されたペラが一枚。それがルアーバランスに影響を与える役割でセッティングされたものを目指しました。
左右のボディがどちらにズレても、ペラに干渉して回転の邪魔をしない様にすること。
そのために長く張り出したヒートン強度を保つため、笠の骨の仕組みの様に2本のヒートンが支えます。
半年以上にも渡る実釣テストでの釣果にも破損することなく、回転を妨げることもありませんでした。
右にも左にもスムーズな動き出しとスライド。回収中のボディの回転を防ぐのもこの構造の産物です。
全4色(カラーによって価格が変わるものがございます)はSSの伝統と実釣を考慮したラインナップ。
オウルジーンズ10周年目の新作は、アピール力と魅せるアクションを併せ持つシングルスウィッシャー。TATE-Torです。
2021-08-17

TomTomCymbal

タムタムシンバル

ノイジープラグを大きく分けると、3種類。クローラーベイトと呼ばれる羽物にバグ系カップノイジー。そしてバドタイプと呼ばれるリップノイジー。
水を受け、かき混ぜることにより水中にまでアピールをするのがクローラーだとすれば、逆に水を逃がすことで連続したアクションを発生させる、まるで水面を歩くかのようなイメージのカップノイジー。こちらはサーフェイスレンジを広くアピール。
そして、常に水中にあるリップが水をとらえ、ウェイキング&ブレードでアピールするのがリップノイジーの特性。3タイプの中では流れによる使いどころの選択肢がもっとも多いノイジープラグです。
オウルジーンズ新作の「タムタムシンバル」もこのリップタイプのノイジープラグに位置づけされる、バドタイプノイジーのジョイント型プラグです。
スクエア型のステンレスリップはオートマチックなアクションの為のものだけでなく、時にブレーキとしてもその演出は多彩。
テールブレードはブランクとの接地面を増やす狙いの平らなプレート型。
1枚4グラムの大型真鍮プレートは、ウッドブランク同様に使い込むほどに経年変化を楽しめます。
ジョイントならではのタッピングサウンドに大型ブレードによるメタルサウンドの組み合わせは見た目の“ブサ”さに似つかわしくない大きなアピール力を持ち合わせています。
ランカーキラーの代名詞であるバド系ノイジーは、鯰にも効果あり。オウルジーンズの打楽器系ニュープラグ「タムタムシンバル」

2018-06-16

TomTomCymbal28

28メイン

「タムタムシンバル」からのサイズダウンとして「小さくなった」だけではない「よりスローに引く」シチュエーションをカバーする、喰わせサイズの「タムタムシンバル28」です。

オリジナルサイズ同様のアンバランスな大型ブレードが重心となり、ロッドアクションでは極めて少ない移動距離でタップ音&金属音のネチネチとした演出も得意。

「28」とはΦ28㎜の意。これはオウルフィッシュやホーンテッドとほぼ同サイズのΦ28㎜径シリーズであり、本作の特徴である「心地よい音の出る、スロー気味のリーリングスピード」はタムタムシンバルシリーズのみならずオウルフィッシュやホーンテッドとのローテーションにも最適のバリエーションプラグとして楽しんでいただけます。

2018年最後のお披露目で、2019年最初の発送となるレギュラーアイテム。

平成も終わり、新年号となるこのタイミングで干支カラーシリーズをスタートしました。スタートはイノシシ。背中には2019年号と「亥」を手描きで施しました。

作り手にとってもユーザーにとっても新たな楽しみの一つとなることを願っての新企画です。

2018-12-23

Weedless #2960 “Castanets”

カスタネット画像

入れにくいところにぶち込める だからでかい奴が喰ってくる

1.襟巻の効果はポッパー的スプラッシュや移動距離の抑制のみならず、最大の特徴としてフロントフックの付け根とフロントリグを襟巻の中に隠すこと。これがハードプラグにして高いウィードレス効果を実現する、アメリカンプラグの先人の知恵。#2960に搭載の襟巻は、その効果をより高めるために、繰り返すキャストとアクション。ぶち込みやかわしのストラクチャーコンタクトに負けない1mm厚のステンレス材を採用。このヘビーウェイトのパーツを搭載できるのも大型の高浮力ブランクの賜物です。

2. 約2オンスクラスの大型ブランクが“ぶち込めるビッグプラグ”という所以。ウィードポケットへの着水時からアピールにつながる存在感と、ハング奥へぶち込むための“浮き上がらない”自重によるキャスタビリティ。より狭いハングの隙間では、葉や枯れ枝を突き破ってまでの侵入に、このウェイトが不可欠なのです。

3.ウルラシリーズにもお馴染みの斜めカットのカスタネットジョイントは、その形状からジョイント部の隙間にもひっかかりが無く、すり抜け効果を落としません。また、横の動きではサウンドは小さく、ブランクの縦の動きにサウンドを発するのも特徴。抜けにつよく、琵琶湖でのウィードポケットでも60オーバーなどの高い実績を積み上げた前作の特徴はそのままに、ジョイント効果による移動距離の抑制とアピール、軽快なターンを武器に新作「カスタネット」のデビューです!!

2018-01-27

Weedless #2960 Surface

2960

『ぶち込めるビッグプラグ』をコンセプトに、ウィードレス性能とフッキング性能、ピンスポットでのアクションに定評のある「先人の知恵」を継承したオウルジーンズ初のウィードレスビッグウッドプラグです。

太いラインとヘビーロッドが最適の#2960には、強い抵抗とストラクチャーへの強い当たりに耐えるべく、1mm厚の強靭なステンレス素材の襟巻パーツを製作。

重厚なパーツを高浮力ブランクで支えることにより、ピンスポットでのアクションにもつながります。

要となるフロントWフックには、ヘビーウエイトのビッグトレブルフックを一本一本加工しての取り付け設計。

機能上必須のサーフェイスリグ取り付け内部には、カップ状のくぼみを設け、太軸フックによるボディ干渉を防ぎました。

シンプルな外見に詰め込んだ、「対魚」「対現場」仕様のオウルフルサイズの新作です。

2016-03-25

Zip-a-dee-doo-dah

zipadeedoodah

開発コンセプトにあったのは、例えばシャッドテールワームのジグヘッド?

水面直下 約10cm前後を、フルフルブルブル、チキチキと直進。

左右に揺れながらも、直進軌道にこだわったのは、フッキングポイントを外さないため。

オリジナルのブレードプロップは、それ全体で水を受け、小さなルアーアクションとは真逆の、大きな波動で存在をアピールします。

ブレードをつなぐワイヤーと、それを支える大型ヒートンは、特有の振動で確実に水中へノイズを響かせます。
例えばレイダウンや、伸びはじめたウィードの面。確実にその中に潜むターゲットに呼び掛けます。
目指すアクションが形になった、特有のデザインは、オウルジーンズならではのスクリューベイトです。

2016-03-25

ウルラを桐で削ってみた

ウルラ桐

「ウルラを桐で削ってみた」元祖バチャバチャ系ビッグクローラーベイト「ウルラ」。

より軽快な操作と動きを求めると、自ずとブランクの浮力が必要となります。

しかしビッグクローラーベイトという性質上、ターゲットは大型の個体であり、強度面に不安の残る発泡素材といった、簡単に浮力を得ることのできる素材ではウルラの条件を満たせない。

例えば、高浮力のルアー用ウッド素材で思い浮かぶバルサ。浮力が高くなれば密度が下がり、大型の羽パーツやヒートンのねじ込みに対する強度が乏しく、バルサでは貼り合わせでないと対応できない。

今回は、浮力と強度実績のある、「桐素材」を用いることにしました。

2018FS大阪でお披露目したのは桐で製作した「ジョインテッドウルラ」。その全国リリースに向けての予告も兼ねて、より軽快にするメリットの大きい「オリジナルバージョン」のウルラを「桐」で先行製作することにしました。

意外にも桐材を扱うルアー等の小型木工をうけおってくれる木工屋さんは少なく、製作は自ずと「材」の調達から始まりました。

そのため、少数生産のホームページのみでの限定販売分しか作ることはできませんでしたが、ボリュームはそのままにウルラ史上「最軽量」で「最軽快」アクションを得た、国内「元祖ばちゃ系ビッグクローラーベイト」を体感してください。

どうぞよろしくお願い致します。ルアー名は「ウルラを桐で削ってみた」です。

2018-08-30