アクションの繊細さと大胆なアピールはそのままに、
チェリー化サイズダウンの新しいオウルフィッシュを作りました。
サイズダウンとはいえ、ウエイト40g前後にボディのみ115mmは
バスのサイズを選ぶには十分のオンス越えのトップウォータープラグ。
使用フィールドを広げながら、シルエットは良型バスに対しての
一口サイズに設定しました。
フラッグシップであるオウルフィッシュのシリーズ中、
最もナチュラルにテールを振り泳ぐ姿は
低重心化により水絡みがよく、水面直下、面一枚で
S字状の引き波を立てながら安定したリトリーブが可能です。
しかし、巻きだけではなかなか食ってくれない昨今のフィールドには
キング特有のアクションレスポンスにも重要視して設計をしました。
思わずバランスを崩すロッドワークには、
キング譲りの、まるで捕食音にも似たチャグサウンドを奏でます。
本来ならば用途の違うコロラドブレードを独自の組み方でリップとして取り付け、テールのパーツには手作業にてサーキットボードを切り出しました。
他にない独特のジョイント形状部分には、ボディ同士の削れを緩和するため面の部分を増やし、フック選択の幅を広げるためのリグポジションにも新しい組み立て方を採用しました。
外注のパーツに頼ることなく、アイデアと工夫と手間で
現状、自分の手で生み出せるジョイントライブリーのアクションがこのルアーです。
フラッグシップシリーズの一つの答えとして、キングのチェリー化というコンセプトを表すと同時に
ルアー名にはシリーズすべての名称を使うことになりました。
「オウルフィッシュキングチェリー」
これがオウルジーンズのジョイントライブリーです。