オウルジーンズの新作は「ダーターだ。」(以下DTD)
その名の通り、今回のカテゴリーはオウルジーンズ初となる「ダーター」。
従来、オウルジーンズのカテゴリー概念に「ダーター」はなく、
似たようなデザインや機能のルアーにも、「リップレスミノー」として特化した物や
「ダイビングポッパー」として特化した物を、独自の解釈と理論でラインナップしてきました。
日本的な解釈で呼ぶ「ダーター」というカテゴリーに、初めて位置付けできる「超バーサタイル」な性能と
クラシカルな見た目を併せ持つ、「超実践」的なルアーが完成。それが「DTD」です。
一番の特徴は、木製デカトップ史上初のギミックかもしれない「縦割れジョイント」の形状。
良い意味で「トゥルーチューンの概念の無い」イレギュラーなアクションと、その動き出しを誘発。
さらに、12cm40gと大振りながらも左右にズレを生じさせることで生まれる、スムーズなスイミングアクション。
小さな小さなアクション時にも、何かしらのサウンドアピールを発生させることが出来るカスタネット効果に
抜群のルアーへの水通りと水絡み。
フラットサイド特有の反射効果をも考慮した、この形状でしか表現できないカラーリング。
縦割れジョイントが、多くの効果を実現しました。
一見、この手の「ギミックが特徴的」なプラグは「新しい物」として馴染みが浅く、どちらかというと
ルアーに使い手が合わせに行く印象もありますが、DTDはそのバーサタイルな性格から、
真ん中でぱっくり割れていることを「忘れる」かのように、素直に操作に順応します。
「ダーター」に位置づけするうえで、「全ての操作&演出が、納得の仕上がり」であるという条件をクリアします。
「ただ巻きミノーイング」に「イレギュラーダート」、小さな「ポップ音」から捕食に模した大きな「チャグ音」。
ダイブからのキックバックによる「ピンスポットタコ粘り」。
「鬼ジャークバブル」に、「180度首振り」「連続お辞儀ピクピク波紋」と、サーチからネチリまでこなす。
年中どこかで使いどころのある多彩さ。
使い方に悩んだときは、得意な使い方でまず一匹を。(ただ巻きなら、ただ巻きだけでOK)
40g前後のウエイトは、ハードタックルでも問題なく精度の高いキャストができます。
その見た目から、クラシカルなイメージのあるダーターですが、実はすでにオールレンジアングラーの間にも
その実釣性能が確率されつつあるカテゴリー。
縦割れ機構搭載の全く新しいダーター「DTD」は、クラシックスタイルの「スロー&ステディ」から
実釣派アングラーの「引っ張りだす攻めのスタイル」まで幅広く対応できる仕上がり。
ジョイント部分が増えることで発生するトラブルを無くすために、針位置や顔のデザイン、ルアーサイズまでも
今回は機能面からデザインしていきました。
それに伴う今回のカラーは、コンセプトカラー4色をラインナップ。
●「シルエット」
水中へのアプローチ、ただ巻き&回収を視野に入れたローライトでもシルエットアピール抜群の
ナイトメア。内側だけチャートイエローのDTDならではの新しいオリジナルパターンです。
●「フラッシング」
フラットサイド&全10面構成による反射効果、どこかに必ず日に当たる理論のフラッシングアピール
イエローゴールド。ネチリからサーチまで、演出のオールラウンダー。
●「左右確認視認性抜群」
四角いシルエットは、遠投先でのアクションを見失いがち。とくにイレギュラーな首振り時、右右左
といった時や、首振り方向をコントロールするうえで左右確認は重要。
チャートクレイジーパターンで視認性と左右の確認を確保します。
●「リアル系」
決してリアルではないけど、DTDで絶対やりたかったカラーがこれ。
ちらっと見える内側には、赤身&骨をペイントしたDTDでしかできない遊び心。
もちろんシルバーベースでフラッシング実釣効果も期待できます。
もっともっと塗りたいカラー&可能性のあるカラーはたくさん思いつきますが、
まずはデビューにあたり、しっかりとコンセプトを持たせたこの4色をラインナップ。
まずはオウルジーンズホームページと、オリカラ、USAのみでのオーダー製作です。
オウルジーンズの「ダーター」は、年中タックルに鎮座します。
これがオウルの「ダーターだ。」
12cm40g程度の、大きすぎず手に納まる感じの、ずっと触っていたい感じのギミックを持つ
木製ハンドメイドダーターです。
作るのも、どの色を塗るのも、想像よりも大変で、面倒なことを忘れないで!
自信作だ。ダーターだ。
DTD、岡山弁では「デーテーデ」。