Wスウィッシャーは、あまり好きではない。
例えばジャークや高速リトリーブといった特有のアクションに、ボディとペラのどちらが重要なのか?なんてことを考え出すと、どうも「ここにはこれだ!」という確信が持てず、
自ずと出番の減るカテゴリーとなった。
そんな、あまり好きではない作者が挑戦したのは、誰も見たことの無いであろうWスウィッシャー。
従来ではありえない角度に湾曲したボディに
前後サイズの異なるプロペラを水中に沈める。
さらに、フロントのペラと干渉する頭位置には
コロラドブレードを加工したブラスパーツで
ボディの削れを防ぐと共に、干渉音を生み出すギミックを搭載した。
当然、見た目の通り、ビシバシ首を振りながら音と飛沫をあげる。
そして、
見た目の通り、
大きさの違う前後のペラがスムーズに回る…
わけもなく。
見た目の通り、
激しいアクションに、常に安定した姿勢…
なわけもなく。
見た目の通り、
ショートジャークに、高速リトリーブ…
が得意なはずもない…
…からこそ
この不安定さとイレギュラーさにしかできなかった、サウンド、モジモジ、ダイビング、揺れ、リトリーブウェイク…
その操作感は、まるでライブリーや、サーフェイスミノーの様な奥深さを併せ持つ
まだ誰も見たことがないプロップベイト。
オウルジーンズのラインナップにしては数少ないアンダー1オンスクラス。
けっして小さくは無いが、食わせのシルエットとハイアピールを併せ持つ。
制作テストではロッドに「ナースログジョイント」、一巻き80cmクラスのハイギアリールにナイロン20ポンドを直結。
トップウォータータックルのみならず、現代のスペックでも対応できる操作感で仕上げています