開発の始まりは「水面のラバージグ」
昨年の、テストスタッフによるダブルヒットを筆頭に、過去の作品における実績からも、ラバースカートの威力は周知の事実。
コンセプト通りに、ラバージグの如くロングポーズでの食わせ意識は勿論のこと、スイミングや巻きのアクションにおけるスカートの有効活用に強くこだわりました。
しかし、一見万能に見えるラバースカートは、水流抵抗が大きく、開発中はブランク形状のアクションを殺してしまう厄介な要因でした。
改良を繰り返す中、巻きのアクションを実現したのはジョイント形状のブランクでした。
今回の作品で新たに採用したジョイント形状は、従来の作品に比べ、干渉音をおさえたことでラバースカートの持つナチュラルな波動の邪魔にならない最適なノイズを奏でます。
さらに、大きな可動域がスイミングアクションにリアルな命を吹き込みます。
最も重要な、リベット内部に仕込んだラバースカートは、着水時やポーズ時、水流に逆らわず大きく広がり、そのシルエットは、まさにフレアリング(威嚇行為)をするベタそのものです。
その姿からタイの淡水魚、メコン川を生息地とする、ベタ(闘魚)の名をこのルアーに名付けました。