「DeadSlow」
全長20cm 約69gの大型トップウォータープラグは、その名の通り「デッドスロー演出」をコンセプトにしたプロップベイト型。
ウルラやジョインテッドウルラといった、強い「巻き」のクローラーベイトに対し、まったく逆のアプローチを目的に製作しました。
着水と存在感は「大きく」、その明確なシルエットがターゲットのテリトリーに対して、より「長く」滞在する演出は、そのボリュームを感じさせない実釣能力を持ち合わせます。
Wスウィッシャーにカテゴライズされるその見た目は引き波やジャーク、サウンドで誘うのではなく、使い方のイメージはさながら「クローラーベイトのデッドスロー演出」。
アルミ性の大型プロップを羽根にみたて、立ち上がりと、回りすぎることなく水面を叩き続けることを狙いにしています。
ボディの大半を沈め、背中のみを出して浮く喫水は極力移動距離を押さえ、前後のプロップの回転を都度数えられる程度のスロー演出と、見て取れるフラッシング効果、移動距離と相反する細かい波紋をリーリングとラインテンションのみで誘います。
時に強い操作では、飛沫と音を伴いながらもぴたりと止まります。
動かない大型シルエットに波紋とスクウィーク音。1回転ずつのシェイク。状況に応じて、そこに強弱を織り混ぜて誘い出して欲しい。
短距離を、なるべく長い時間をかけて大きく誘うことを詰め込んだ、大型トップウォータープラグ。それがオウルジーンズの「デッドスロウ」です。
これは効きますよ。
なるべく見切られない様なスピードと、止めることなく泳ぎ続ける最中。
アングラーにも予測できないタイミングでの軌道の変動と、崩すバランス。
好奇心旺盛なターゲットは、その瞬間 追尾から攻撃へと反射的なアクションを起こしてしまう。
そんなイメージを持って、演出できるプラグが ダーティングウォブラー。
リップレスプラグの源流である先人のディテールを、手作業成形にて製作いたしました。
手なずける魅力を持つピーキーな一面と、シンプルに水面と水中を行き来できる、強い奴です。
ミノーとサーフェイスクランクを融合した、ありそうでなかった1ozフルサイズの木製サーフェイスプラグ。オウルジーンズ新作「クランク&ミノー」のご紹介です。
【クランク要素】
ややボリュームのあるミノーシェイプに、大袈裟なクランクベイト調の大型スクエアリップ。ただ巻きではボディシェイプを感じさせないウォブリング強めのウェイクアクションで、大きな引き波をだしながらの「うねうねアクション」。
【ミノー要素】
ただ巻きの「うねうね」だけでは口を使わないターゲットへの一手。
リトリーブの強弱で水面直下約10cm~30cmレンジまで急潜航。任意のレンジまで潜航したあとはミノー同様トゥイッチングによるアクションで、浮上するまでの間、水中で大きく180度ターンのパニックアクション。もちろん直下をキープしてのリトリーブも有効。
ライブリーのうねうねただ巻きだけではなかなか口を使ってくれない、最近のフィールドへの一手として製作しました。スプラッシュやターンといったものではなく、ただ巻き~ダイブ、水中での首振りといった「横」にも「縦」にもアピールが可能な、鼻先から誘いをかけるサーフェイスプラグです。
約1ozクラス11.5cm
初のブレード型ノイジープラグ。
一際目につくのが、ブランク径を上回るほどの大型ブレード。
その自重により、飛距離や重心バランスなどの効果はもちろんながら
最大の特徴は、ブレードの振子遠心力とボディアクションの連動です。
ブレードのふり幅に制限を持たすことで、ルアー自体のアクションを制御しています。つまり、アクションスピードに伴って 確実にサウンド、スプラッシュが比例します。
例えば視界の乏しいローライト時、アクションの緩急をルアーが音で知らせてくれるのはノイジープラグならではのアドバンテージ。
高浮力、配置の極端なブランクも サイズを感じさせない食わせのシェイプに、ライブリーとしてのアクションを優先。
着水からアピールの始まる39g前後のボリュームと 飛距離。
愛嬌のある見た目とネーミングとは裏腹に、「対魚」仕様のウッドプラグです。
極力短い移動距離で、より大きな音と泡で誘う。
ウィードの中に潜む個体、深場や広範囲からバスを誘うには こいつが効果的。
「BorBorygmus」
水面を割って出て来るバイトのイメージよりは、深場や広い範囲から引き寄せ、次のアクションで水中に入り込んだ瞬間に引ったくられていくイメージ。
その、自らバスの鼻先まで「喰われに行く」ってのもこのタイプの武器。小難しい「使い方」よりも、「より強く大きな音を、より短い移動距離」で演出できるのもまた強みなのです。
スリーフッカーのセッティングでありながら、オウルジーンズにしては珍しい「Wフック」装着なのは、ストラクチャー回りでもじっくりと誘う為…
ブランク下方(腹側)に重心バランスを配することでテールフックを外してもアクションや浮力への影響はほぼ出ない様にセッティングしました。
複雑なストラクチャー回りをタイトに誘う場合、テールフックをはずすことでその効果は発揮されます。
使いやすさのフィーリングをセッティングテーマとし、強い竿でも飛び出さず、無理の無い操作で大きな音を鳴らすことができます。
キックバックと浮き上がりの早さで移動距離を抑えた、ダイビングタイプのチャガープラグ。ポッパーのトゥイッチにも負けないサウンドと、スウィッシャーのショートジャークに通ずるバブル引き。これ一台で。
例えば、シャローランナー的な本質を持つ「ダーター」としてのカテゴリーではなく、口の形状にはポッパーに通ずるくぼませた「薄いクチビル」の箇所を設け、音と泡とダイビングに一役かう独特の顔を…そして、すべてのフックをフェザー仕様にしてもアクションが成立するのも、このカテゴリーにポッパーやチャガープラグの要素を色濃く落としこんだ、目に見えるディテールなのです。
シリーズやモディファイではないオウルジーンズごりごりの新作は、10.5cm 約1オンスクラスの「釣り場で必ず出番がやってくる」タイプの、呼ぶプラグ。
大口を開けた腹ペコサウンド「ボーボリグマス」
下顎の突き出た形状の口内部は、空気を抱え込む ポッパーの様なカップ状のくぼみ。
フラットサイドに削ることで 左右上部の3ヶ所に、凹み形状を設けることで、抱え込んだ空気の逃げ道を作り、比較的少ない力で より大きなサウンドを発する事につながります。
もちろん、ダイブ後の水中姿勢の安定も、このディテールのおかげ。
コンセプトはダイビングポッパー。
ヘビーロッドでの強気なアクションにも対応。
なるべく移動距離を押さえたダイビングアクションは、何度も着水アプローチをしているかの様なイメージで。
好奇心旺盛な、ターゲットの習性を活かした誘いだしで、深場からおびきだしてほしい。
3D形状に後部浮力が特徴のウッドプラグ。
その見た目からは想像しがたいアクションは、まるでリップレスクランク?サーフェイスバイブレーション?の様。
リーリングでは、ロッドポジションによって水面から直下5cm~10cm(スイムテストタックル時)付近を 規則的にウォブリングスイム。手元にまでしっかりとブルブルと振動の伝わる強波動アクションは、使い手へその見た目とのギャップが驚きを与えてくれます。
後部浮力をいかした形状通りのキックバックに、ヘビータックルでも操作感を損なわない移動距離を抑えたテーブルターンと、多彩なトップウォーター演出も可能。ピンスポット攻略の要です。
オウルジーンズ史上最大級の飛距離は、オカッパリでも威力を発揮するほか、その長いトレース距離を活かした特有のウォブリングアクションで、ターゲットと出会う確率を格段に向上させてくれます。
飛距離、巻きのスイミング、キックバック、テーブルターンと、見た目からは想像し難い多彩なプラグです。レギュラー作品としては、2016年最初の新作となる「ビックバード」。今年の一軍として、活躍のシチュエーションの幅広いプラグが完成しました。ストロングスタイルのヘビータックルでも、サーフェイスカテゴリーでも使える、「鳥の奴」。
開発の始まりは「水面のラバージグ」
昨年の、テストスタッフによるダブルヒットを筆頭に、過去の作品における実績からも、ラバースカートの威力は周知の事実。
コンセプト通りに、ラバージグの如くロングポーズでの食わせ意識は勿論のこと、スイミングや巻きのアクションにおけるスカートの有効活用に強くこだわりました。
しかし、一見万能に見えるラバースカートは、水流抵抗が大きく、開発中はブランク形状のアクションを殺してしまう厄介な要因でした。
改良を繰り返す中、巻きのアクションを実現したのはジョイント形状のブランクでした。
今回の作品で新たに採用したジョイント形状は、従来の作品に比べ、干渉音をおさえたことでラバースカートの持つナチュラルな波動の邪魔にならない最適なノイズを奏でます。
さらに、大きな可動域がスイミングアクションにリアルな命を吹き込みます。
最も重要な、リベット内部に仕込んだラバースカートは、着水時やポーズ時、水流に逆らわず大きく広がり、そのシルエットは、まさにフレアリング(威嚇行為)をするベタそのものです。
その姿からタイの淡水魚、メコン川を生息地とする、ベタ(闘魚)の名をこのルアーに名付けました。
Avoid 最大の特徴は、下顎から貫通したワイヤーにある。
硬度や復元力の高いものを使用しているため、その名の通り障害物回避能力に優れている。
シャローのウッドカバーを釣る時、特に有効です。
また、アウルミノー譲りのシェイプとマテリアルの特性による、トゥイッチング等でのトップウォーターゲームはもちろん、前傾姿勢で急潜行できるので、プロダクティブゾーンを長くトレースすることも可能。
フロートアップもラバースカートの相乗効果で独特の存在感を放ちます。
【回避と集魚】
既存のシンキングペンシルタイプや、ブレード付きトップウォータープラグとも違う、全く新しいカテゴリーのウッドプラグが Avoid Spinner です。
サーフェイスからミドルレンジまで安定した守備範囲の広さでエキサイティングなバス釣りを楽しんで欲しい。
コンセプトは【いつものタックルで、いつもと違う魚に出会う】
過去の製作の中で、もっともハイアベレージ釣果という成績から製品となったのが今期新作の「アルカス」。
全長20cm、オウルフルサイズで水面下を攻めるプラグも実はメーカー初となる試み。
元ネタは、かの有名なビリーバーを題材にした、ジョイントプラグです。
未だモニタリングに配布した3本と、イベントで限定的に販売した数本のみ…
製作中に届く釣果は、56cmを筆頭に45cmを下回る釣果は無く、過去製作してきた中でももっともハイアベレージのプラグとなりました。
もちろん、モニターさんの努力やアングラーの腕前はありきで、ことサイズに関しては偶然かもしれませんが、この事実を積み重ねての製作となりました。
オリジナルモデルの製作の合間に、同時進行で進めていたのは、同じくアルカスの「ヌーヴォ」。
人工のケミカル素材をブランクに使用した、シルバーロゴのアルカスヌーヴォ…
こちらもまた、フィールドスタッフによる2日間の実釣投入では45cm、50cmとハイアベレージを記録。
特筆すべき小技の効く様な、決して器用なプラグではありません。
投げて巻く、時に止めるのフローティングビッグプラグ。
一説にはベイトサイズとのマッチング?とも言われつつ、モニタリングから数ヵ月…すでに季節をまたいでの実績。
その理由と結果は是非アングラーの手で確かめていただきたいと思います。