ウルラを桐で削ってみた

ウルラ桐

「ウルラを桐で削ってみた」元祖バチャバチャ系ビッグクローラーベイト「ウルラ」。

より軽快な操作と動きを求めると、自ずとブランクの浮力が必要となります。

しかしビッグクローラーベイトという性質上、ターゲットは大型の個体であり、強度面に不安の残る発泡素材といった、簡単に浮力を得ることのできる素材ではウルラの条件を満たせない。

例えば、高浮力のルアー用ウッド素材で思い浮かぶバルサ。浮力が高くなれば密度が下がり、大型の羽パーツやヒートンのねじ込みに対する強度が乏しく、バルサでは貼り合わせでないと対応できない。

今回は、浮力と強度実績のある、「桐素材」を用いることにしました。

2018FS大阪でお披露目したのは桐で製作した「ジョインテッドウルラ」。その全国リリースに向けての予告も兼ねて、より軽快にするメリットの大きい「オリジナルバージョン」のウルラを「桐」で先行製作することにしました。

意外にも桐材を扱うルアー等の小型木工をうけおってくれる木工屋さんは少なく、製作は自ずと「材」の調達から始まりました。

そのため、少数生産のホームページのみでの限定販売分しか作ることはできませんでしたが、ボリュームはそのままにウルラ史上「最軽量」で「最軽快」アクションを得た、国内「元祖ばちゃ系ビッグクローラーベイト」を体感してください。

どうぞよろしくお願い致します。ルアー名は「ウルラを桐で削ってみた」です。

2018-08-30