謹賀新年

 

遅くとも、一歩一歩進んでいるように見えて、

そう見えているだけで、

こちとら全力で走っているんだよ。

兎には負けない。

オウルジーンズの兎年スタート。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

2023-01-01

オウルフィッシュキングチェリー

アクションの繊細さと大胆なアピールはそのままに、

チェリー化サイズダウンの新しいオウルフィッシュを作りました。

サイズダウンとはいえ、ウエイト40g前後にボディのみ115mmは

バスのサイズを選ぶには十分のオンス越えのトップウォータープラグ。

使用フィールドを広げながら、シルエットは良型バスに対しての

一口サイズに設定しました。

フラッグシップであるオウルフィッシュのシリーズ中、

最もナチュラルにテールを振り泳ぐ姿は

低重心化により水絡みがよく、水面直下、面一枚で

S字状の引き波を立てながら安定したリトリーブが可能です。

しかし、巻きだけではなかなか食ってくれない昨今のフィールドには

キング特有のアクションレスポンスにも重要視して設計をしました。

思わずバランスを崩すロッドワークには、

キング譲りの、まるで捕食音にも似たチャグサウンドを奏でます。

本来ならば用途の違うコロラドブレードを独自の組み方でリップとして取り付け、テールのパーツには手作業にてサーキットボードを切り出しました。

他にない独特のジョイント形状部分には、ボディ同士の削れを緩和するため面の部分を増やし、フック選択の幅を広げるためのリグポジションにも新しい組み立て方を採用しました。

外注のパーツに頼ることなく、アイデアと工夫と手間で

現状、自分の手で生み出せるジョイントライブリーのアクションがこのルアーです。

フラッグシップシリーズの一つの答えとして、キングのチェリー化というコンセプトを表すと同時に

ルアー名にはシリーズすべての名称を使うことになりました。

「オウルフィッシュキングチェリー」

これがオウルジーンズのジョイントライブリーです。

2022-09-22

nekoze

【nekoze】

Wスウィッシャーは、あまり好きではない。
例えばジャークや高速リトリーブといった特有のアクションに、ボディとペラのどちらが重要なのか?なんてことを考え出すと、どうも「ここにはこれだ!」という確信が持てず、
自ずと出番の減るカテゴリーとなった。

そんな、あまり好きではない作者が挑戦したのは、誰も見たことの無いであろうWスウィッシャー。
従来ではありえない角度に湾曲したボディに
前後サイズの異なるプロペラを水中に沈める。
さらに、フロントのペラと干渉する頭位置には
コロラドブレードを加工したブラスパーツで
ボディの削れを防ぐと共に、干渉音を生み出すギミックを搭載した。
当然、見た目の通り、ビシバシ首を振りながら音と飛沫をあげる。

そして、
見た目の通り、
大きさの違う前後のペラがスムーズに回る…
わけもなく。
見た目の通り、
激しいアクションに、常に安定した姿勢…
なわけもなく。
見た目の通り、
ショートジャークに、高速リトリーブ…
が得意なはずもない…

…からこそ
この不安定さとイレギュラーさにしかできなかった、サウンド、モジモジ、ダイビング、揺れ、リトリーブウェイク…
その操作感は、まるでライブリーや、サーフェイスミノーの様な奥深さを併せ持つ
まだ誰も見たことがないプロップベイト。

オウルジーンズのラインナップにしては数少ないアンダー1オンスクラス。
けっして小さくは無いが、食わせのシルエットとハイアピールを併せ持つ。

制作テストではロッドに「ナースログジョイント」、一巻き80cmクラスのハイギアリールにナイロン20ポンドを直結。
トップウォータータックルのみならず、現代のスペックでも対応できる操作感で仕上げています。

2022-04-20

NoReset21-22

2022年 新しい年を迎えました。

今年のテーマは

去年できなかったこと やりたかったこと 引き続き 全部やる

です

今年のオウルジーンズは 心機一転なんて言葉は使いません

まだ終わってはいない まだ諦めてはいない 安易に節目はない 全部やる

NoReset21-22

本年もどうぞよろしくお願い致します

2022-01-01

TATE-Tor

今までにない、ちょっと変わったペラの組付け方法が可能にした、
前代未聞の”縦割れ”型シングルスウィッシャー。
それがオウルジーンズ10周年目の新作、「TATE-Tor」(タテトー)です。
例えば、従来の前後分割の2連ジョイントの場合、ジョイント部が「関節」、リア(後部)がブレーキの役割となり、
移動距離を抑えたアクションやタップ音、操作感がその強みです。
縦割れジョイントでは、左右のボディが生じさせるズレが、ルアーのスムーズなアクションの動き出しのきっかけとなり、
ボディ同士のぶつかるアピールサウンドを発生。
ジョイントルアー特有のメリットは有しつつ、アクション自体はまるでノンジョイントルアーの様なスライドアクションを実現します。
つまり、ジョイントルアーのメリットである動き出しと、ハイアピールサウンドを武器としながら、
ノンジョイントの様な、切れのあるスライドアクションを兼ね備えた、今までにない新しいポジションのジョイントスウィッシャーとなります。
そしてSSの要となる、リアペラ部分。難しかったのは分割ボディに対して一枚となる、シングルペラ。
左右分割に対してフリーでの接続ではなく、こだわったのはあくまでも固定式設計。
固定式にすることで、ペラの持つ「支点」と、「ポーズ時とアクション時の、変わらないペラの位置とルアー姿勢」。
「ベースの浮き姿勢を維持する」という、スウィッシャーとしてオウルジーンズが最重要視した部分を独自の組付けによる固定式ペラで実現しました。
もし、ペラ部分を「接続タイプのフリー」にすると、ブレードの様な役割となってしまうことや、ポーズ時はフリーペラは水中に垂れ下がります。
そうなると、例えば「1アクション目と、連続した2.3アクション目」のサウンドやアクション、操作感が変わってしまい、「シングルスウィッシャー」として目指すルアーとは別物になってしまいます。
特異なブランクであれ、そこに固定されたペラが一枚。それがルアーバランスに影響を与える役割でセッティングされたものを目指しました。
左右のボディがどちらにズレても、ペラに干渉して回転の邪魔をしない様にすること。
そのために長く張り出したヒートン強度を保つため、笠の骨の仕組みの様に2本のヒートンが支えます。
半年以上にも渡る実釣テストでの釣果にも破損することなく、回転を妨げることもありませんでした。
右にも左にもスムーズな動き出しとスライド。回収中のボディの回転を防ぐのもこの構造の産物です。
全4色(カラーによって価格が変わるものがございます)はSSの伝統と実釣を考慮したラインナップ。
オウルジーンズ10周年目の新作は、アピール力と魅せるアクションを併せ持つシングルスウィッシャー。TATE-Torです。
全長約13cm 42g前後 7700円(税込8470円) 専用ブランク手描きカエルのみ8400円(税込9240円)
素材ウッド
2021-08-17

10周年明けました。こりゃおめでたい。

 

税務署にて事業登録の届け出を受理してもらってから、ちょうど今年で10周年。

オウルジーンズの10周年明けました。こりゃあおめでたい。

感染症が原因で、本当は「誰一人おめでたい人はいない」のかもしれんけど。

それだけじゃあやっぱり、あまりにも後ろ向きなので・・・

 

こそこそとフィールドに出かけ、ドキドキしながらアプローチして、

ワクワクしながらオウルジーンズ投げて、しんどい思いが一発で吹き飛ぶ様な魚を釣って、

道具を磨いて、自分を褒めて、魚と自然に感謝して、それで嫌なことをまた頑張って。

そんな一年を全力で過ごします。そんな一年のお手伝いができます様に。

2021年。10周年。

オウルジーンズからメッセージ強めの10周年スタート。

厄抜けの川西の勢いが凄い。今年も宜しくお願い致します。

 

 

 

 

2021-01-01

ダーターだ。

オウルジーンズの新作は「ダーターだ。」(以下DTD)
その名の通り、今回のカテゴリーはオウルジーンズ初となる「ダーター」。
従来、オウルジーンズのカテゴリー概念に「ダーター」はなく、
似たようなデザインや機能のルアーにも、「リップレスミノー」として特化した物や
「ダイビングポッパー」として特化した物を、独自の解釈と理論でラインナップしてきました。
日本的な解釈で呼ぶ「ダーター」というカテゴリーに、初めて位置付けできる「超バーサタイル」な性能と
クラシカルな見た目を併せ持つ、「超実践」的なルアーが完成。それが「DTD」です。
一番の特徴は、木製デカトップ史上初のギミックかもしれない「縦割れジョイント」の形状。
良い意味で「トゥルーチューンの概念の無い」イレギュラーなアクションと、その動き出しを誘発。
さらに、12cm40gと大振りながらも左右にズレを生じさせることで生まれる、スムーズなスイミングアクション。
小さな小さなアクション時にも、何かしらのサウンドアピールを発生させることが出来るカスタネット効果に
抜群のルアーへの水通りと水絡み。
フラットサイド特有の反射効果をも考慮した、この形状でしか表現できないカラーリング。
縦割れジョイントが、多くの効果を実現しました。
一見、この手の「ギミックが特徴的」なプラグは「新しい物」として馴染みが浅く、どちらかというと
ルアーに使い手が合わせに行く印象もありますが、DTDはそのバーサタイルな性格から、
真ん中でぱっくり割れていることを「忘れる」かのように、素直に操作に順応します。
「ダーター」に位置づけするうえで、「全ての操作&演出が、納得の仕上がり」であるという条件をクリアします。
「ただ巻きミノーイング」に「イレギュラーダート」、小さな「ポップ音」から捕食に模した大きな「チャグ音」。
ダイブからのキックバックによる「ピンスポットタコ粘り」。
「鬼ジャークバブル」に、「180度首振り」「連続お辞儀ピクピク波紋」と、サーチからネチリまでこなす。
年中どこかで使いどころのある多彩さ。
使い方に悩んだときは、得意な使い方でまず一匹を。(ただ巻きなら、ただ巻きだけでOK)
40g前後のウエイトは、ハードタックルでも問題なく精度の高いキャストができます。
その見た目から、クラシカルなイメージのあるダーターですが、実はすでにオールレンジアングラーの間にも
その実釣性能が確率されつつあるカテゴリー。
縦割れ機構搭載の全く新しいダーター「DTD」は、クラシックスタイルの「スロー&ステディ」から
実釣派アングラーの「引っ張りだす攻めのスタイル」まで幅広く対応できる仕上がり。
ジョイント部分が増えることで発生するトラブルを無くすために、針位置や顔のデザイン、ルアーサイズまでも
今回は機能面からデザインしていきました。
それに伴う今回のカラーは、コンセプトカラー4色をラインナップ。
●「シルエット」
水中へのアプローチ、ただ巻き&回収を視野に入れたローライトでもシルエットアピール抜群の
ナイトメア。内側だけチャートイエローのDTDならではの新しいオリジナルパターンです。
●「フラッシング」
フラットサイド&全10面構成による反射効果、どこかに必ず日に当たる理論のフラッシングアピール
イエローゴールド。ネチリからサーチまで、演出のオールラウンダー。
●「左右確認視認性抜群」
四角いシルエットは、遠投先でのアクションを見失いがち。とくにイレギュラーな首振り時、右右左
といった時や、首振り方向をコントロールするうえで左右確認は重要。
チャートクレイジーパターンで視認性と左右の確認を確保します。
●「リアル系」
決してリアルではないけど、DTDで絶対やりたかったカラーがこれ。
ちらっと見える内側には、赤身&骨をペイントしたDTDでしかできない遊び心。
もちろんシルバーベースでフラッシング実釣効果も期待できます。
もっともっと塗りたいカラー&可能性のあるカラーはたくさん思いつきますが、
まずはデビューにあたり、しっかりとコンセプトを持たせたこの4色をラインナップ。
まずはオウルジーンズホームページと、オリカラ、USAのみでのオーダー製作です。
オウルジーンズの「ダーター」は、年中タックルに鎮座します。
これがオウルの「ダーターだ。」
12cm40g程度の、大きすぎず手に納まる感じの、ずっと触っていたい感じのギミックを持つ
木製ハンドメイドダーターです。
作るのも、どの色を塗るのも、想像よりも大変で、面倒なことを忘れないで!
自信作だ。ダーターだ。
DTD、岡山弁では「デーテーデ」。
各7500円(税別)
2020-11-17

10thアニバーサリーメモリアルバッグ

10フクブクロそりゃ歳も取る そりゃ歳も取る西見

 

●バッグは「10周年アニバーサリーロゴ入り」の、ジムサック型。
ナイロン地なのでエコバッグにもなるし、もちろんジムサックとしても使えます。何よりアングラーにとっても「両手が空く」のは助かる場面が多いはず。プリント剥がれを防止するために、印刷製法を変え、版を1から作り直しました。

●ウッドルアーと、限定ノベルティなどのグッズ。
まだ全部は言えませんが、10周年テーマの、「ある意図とメッセージ」を込めた新しいロゴを配置した「オリカラ」のウッドルアー達と、記念に同じカラーを施したルアー型キーホルダー、好評だったノベルティの「箸」など、オリジナルルアー&グッズも楽しめる内容を予定。
目玉ルアーは、10周年モデル桐クローラー or 10周年モデルOFKを予定 (ランダム)

●恒例の大当たりは過去1番の豪華な大当たり。
大当たりは、過去二作の福袋を凌駕する豪華な大当たりを用意しています。
抽選当たりは、大当たり×1 中当たり(スペシャルルアー)×1を用意。

●まだまだ楽しみは続く。
大当たり&中当たりの抽選以外に、オウル西見賞も豪華。
10周年のお祝いに、スタッフ西見からは、自腹による「ナースログ」にもっとも合うであろう「リール」を1台、新品購入して同封。もはやオリジナルの当たりを越えてくる勢いですが、今回の大当たりは、西見賞より凄いですから….

●そして、まだまだ当たる。
大当たり、中当たり、西見賞の他に、地元岡山勢(工房出入り組)からの「10周年お祝い横取り賞」をいただきます。いただいた数だけ賞が増えますが、工房出入り組にも当選権利が発生。地元勢の当たりで人と人が繋がる面白さがあるでしょ?もちろん作り手川西のタックルからも横取り賞を入れておきます。

●さらに当たる。
前回好評だった、「告知無しのシークレット当たり引換券」も健在!
忘れた頃にルアーが届くし、それが商品サンプルになることもあります。

●そして、前代未聞「はずれ」を導入!
誤解が無いように書きます。「はずれ」に選ばれても「損」はしません。
この場合の「はずれ」っていうのは、「別にいらない」であろう余計な物をありがた迷惑で同封するっていう「はずれ」。
例)紙粘土とか、見たことない海外ルアーとか…?
もしかしたら、はずれで喜ぶ内用もあるかも…

ちなみに「はずれ」も抽選式で行います。

まだまだ伏せているところは多々ありますが、今回はひょっとすると何かしら当たるという人は10人以上が対象となるかもしれません。
もちろん当たりにならなくてもメモリアルにふさわしいお祭り騒ぎで作ります。

企画段階から、このバッグにおいても回りからの支えありきで、こうやって「あれやこれや」の当たり付きが実現できています。

2020-10-06

ちょっと横になってるだけ

ちょっと横になってるだけ ちょっと横になってるだけ2

左右非対称、センターのずれた前後のフック取り付け位置。
「アクションに支障をきたしそう」なラバーパーツによる装飾。
「姿勢に対して、傾いたラインアイ」の取り付け角といった、
本来ルアー製作では「不」とされているディテールを兼ね備えたずんぐりボディの大型トップウォータープラグ。
オウルジーンズがもっとも得意とする「デカトップ」カテゴリーでの新作。デカペンです。

●ずんぐりボディの大型プラグだから、浮き上がらずにキャストが決まる。狙ったピンスポットに送り込みやすい。
●ずんぐりボディの大型プラグなのに、着水コントロールがつけやすく、まるで小型プラグの様なアプローチが可能。ラバーパーツがルアーの水刺さりを防ぎ、静かな着水を手助け。
●ずんぐりボディの大型プラグなのに、「小型プラグ並みの軽い操作感」でクイックなターン&スライドウォーク、スプラッシュにポッピング。「誰にでも、どれかのアクションが必ず出来る」。
●ずんぐりボディの大型プラグだから、当然「デカイ魚」も喰ってくる。

大型プラグのウェイトを活かしたキャスタビリティと存在感に、本来ならば困難だった静かな「ポイントアプローチ」と、軽くクイックなアクションの相反する特性を両立することができました。
口の窪みやラバーパーツによるバブルやスプラッシュ、ブレーキ性能や着水音への影響といった、可愛いだけじゃないディテール満載の実力デカペンなのです。

ペンシルベイトと聞くと、小難しいイメージが先行しがちですが、オウルジーンズでは今までにラインナップの無かった操作感とアクションを実現。
製品サンプルのテスト釣行ではその日、2か所以上のポイントにおいて、従来のプラグでは成し得なかったであろう「同日6本の釣果に50アップ2本」(内一本は55cmに届くかという良型)の誘いだしに成功。「大型ペンシルプラグ」とは思えない「爆釣果」を叩き出しました。

デカトップだからできるメリットと、デカトップでは困難だった操作感を一体にした、オウルジーンズの「釣れる」新しいデカペン。

死んでるんじゃないよ「ちょっと横になってるだけ」

「オレの一軍入れ替え計画」第二段です。
WEB STOREからのオーダーで、数量限定製作です。お見逃しなく!!

2020-08-23