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ナースログ57
[Towards the 15th Anniversary nurselog57]
テストサンプルの完成から1年。
春夏秋冬、小場所から大場所まで
これ一本でルアーを作り、ルアーを操り、釣果につなげて商品化を決めました。
ハンドメイドメーカーでは類を見ないフルパワーロッド、ナースログ。
シリーズ3本目の新作です。
今回はテストにキリノシリーズを軸とした、
約1オンス前後、それ以下の小ぶりなルアーを扱いやすくするためのライト化。
1オンス以下クラスのキャストにおける小技を効かせやすくし、クランクやシャッド、ミノーなどへの魚のアタックにも乗せやすくなりました。
それでいて、大型魚への一撃貫通のフッキングパワーコンセプトは従来のナースログのまま。
記録魚へも主動権は与えず、約2オンス程度のルアーでも気持ちよく「フルキャスト」が出来るバットパワーを残します。
それでいて従来のナースログにはない釣り味が、次の魚を載せる楽しみにつながります。
グリップを短くすることで、取り回しとトップウォータープラグへの操作感の向上を測りながら、大型プラグのフルキャストなどでは従来通り手を添えることで負担にならない様
「従来よりも少し短めのセミダブル」
にこだわり、採用しました。
パワーロッド、ナースログのコンセプトはそのままに、キリノシリーズを軸にしながら、
中〜小型ミノーなど、1オンス前後からさらに軽いプラグまでも器用に扱える。
そして従来のデカトップまで余裕でさばける、バーサタイルなショートパワーロッドと呼べる仕上がり。
仕様はシリーズ従来通りの「軽量化と、ブランク強度を維持する」カーボンアンサンドフィニッシュ。
釣り人のブランドの枠にハマらない、ジャンルレス、カテゴリーレスをコンセプトにした、ワンポイントマークのみの無印デザイン。
グリップジョイント型、国産ビルド。すべてナースログシリーズ継承の3本目となるロッド。
2026年オウルジーンズ15周年の記念モデルに相応しいニューメインロッド、それがナースログ57です。
ねずみ
いわゆる「ラット系」とか、「流行りの…」なんて声はもちろん想定内で自覚もあって。
それでも、自分にとってのネズミの原点はやっぱりヘドンの「メドウマウス」。
その形状からか、後にプラスチックとして僕らの手元に来たのは、とうてい旋盤だけでは削れそうに無い3D形状のネズミ型ウッドプラグ。
それを大昔に削っていたのはヘドンなりの「リアル」への追求からか?
そんな原点に敬意を持って、ベースの作成には「フリーハンド」で。
だから顔の表情にも個性が現れます。
今回は鼻のパーツも表情のアクセント。
当時の「ネズミ」が革製の尻尾でイミテーションしていたのに対し、現代ならば現代のギミックを!
これがオウルジーンズの考えた素直で「流行りの…」とも呼ばれる由縁。
フルウッドの数珠型連結のギミックテール…
昔ながらの、僕らにとっての「ネズミ」の原点に、現代のギミックを搭載する。
ハンドメイドのもつ温もりと、実釣用の仕掛けを併せ持つこと。
これがオウルジーンズの「ネズミ」です…
ウエイトは約35g前後。ボディのみで約10cm。肝心のアクションは、ボディ中央を支点に巻きのアクションで大きめの円状のウォブンロール。
ホーンテッドと同じ役割に見えるウッドテールはヌルヌルと追尾してくるのではなく、ボディに合わせてクイックに…
スローの引き波ではヌルヌルと追尾、テールが効きます…
ターンにモジモジと、ブランク形状を活かしたライブリーアクションは恐れ多くも「メドウマウス」譲り…
春の3キロを捕獲した、テストサンプル時よりももちろん良くなりました!
ハトポッパー
「ポッパー」としては、大型の部類に入るでしょうか?
飲み込める一口と言うサイズよりは少しボリュームのある、頬張るといったイメージのサイズ。ベースブランクからは、すべて一本一本を手で成形した木製ポッパーです。
今年は、シンプルで飽きの来ない「一口サイズ」のポッパーを常にタックルに常備しておきたい。そんなところから製作を開始したルアーなのです…
狙うターゲットやフィールドに合わせると、例えば20ポンドオーバーのナイロンラインや、普段のプラグサイズに合わせた「強め」のマグネットブレーキシステムのリール。それらを組み合わせ、潜り込んだウィードからターゲットを引き抜くための剛竿といった具合に…
例えばそんなバランスの強いタックルでもストレスなく扱える「一口サイズ」となると、出来上がってくるのは「飲み込める一口」ではなく「一口で頬張る」ボリューム。
名作とされるポッパーの多くに小振りの物が多いイメージの中、個人的に大型ポッパーと聞くと、どうしてもそのアクションや使いどころのイメージも決まってしまいます。
目的は「タックルに常備」。
すなわち使いどころの広さも重要で、アクション出しには「ペンシル的な操作感」を大切に、強いタックルでの操作にも飛び出さない様、テール重心+カップの後ろにもウエイトを配置しました。
ボリュームを感じるポッパーでありながら、置きにいく様なキャストに、移動距離を極端に抑えた首振りとチャグ音でネチネチとしたスロー
展開や、ピョコピョコと連続したアクションでスピーディーに探っていくなど、幅広いタックルバランスに対応できる「こだわり」の「普通」のポッパーが出来たと思います。
目で見える、斬新なディテールを必要としない物を目指すと、どうしても個性の無いありがちな顔になるのもポッパーの憎いところ。
そんなインパクトはネーミングに…
オウルジーンズ「ハトポッパー」です。
どうぞ宜しくお願い致します。
ベタホーーン
まるで生き物みたいに泳ぎます。(※感じ方には個人差があります)
オウル史上、「釣れる奴」と「釣れる奴」の良いとこ取りルアー【ベタホーーン】は、ベタベースのシリーズに位置付けされる新作。
今回は木製のメリットを最大限に活かしながら、発泡ルアー「サニーベタVer1.5」のアクション、巻き心地、レンジ幅、スピード遊泳バランスを「余裕」で凌駕していきます。
ブランクから尻尾の先まで木製マテリアル。
新しいウエイトバランスで設計しつつ、デメリットである天然素材特有のバラつきには、ルアーの完成後に調整ができるオリジナルの新システムを搭載しました。←これがヤバい。
ホーンテッドでは出来なかったスピードとアクションを可能にし、サニーベタの弱点を克服した、
「今までの奴の出番が無くなるかもしれない」 タイプの新作プラグです。
令和元年よりスタートして干支シリーズ。第二弾の「子」をラインナップした、「より一体化して見える」「マット明暗」「七色アンバー」の全4色。
マスオ
オウルジーンズ的「ギル系プラグ」?
全長約12cm体高約4cm厚み15mmの極端な大型扁平ブランクに、重量のある決して軽快ではないステンレスノイジーカップ。
ポコポコと音を鳴らさないスローリトリーブで、まるでS字を描くかのような連続した平打ちアクションは、ノイジー型ライブリーとカテゴライズ。
もちろんリトリーブの強弱で、ノイジーサウンドも可能。ポーズ中は、その扁平ボディのアンバランスさを利用し、ラインスラックの緩急による惰性のスティッキングも可能…
独特の面打ち着水音は、面積のおかげ。
フィレオシリーズに位置付けされながらも、その独特のポテンシャルから、シリーズから独立したアイテムとしてリニューアルいたしました。
従来の物よりも約1.5mm薄くなったボディ厚に、ブランクの形状も変更。
2016年7月さらに釣果実績を伸ばし、「マスオ」として、生まれ変わりました。