今までにない、ちょっと変わったペラの組付け方法が可能にした、
前代未聞の”縦割れ”型シングルスウィッシャー。
それがオウルジーンズ10周年目の新作、「TATE-Tor」(タテトー)です。
例えば、従来の前後分割の2連ジョイントの場合、ジョイント部が「関節」、リア(後部)がブレーキの役割となり、
移動距離を抑えたアクションやタップ音、操作感がその強みです。
縦割れジョイントでは、左右のボディが生じさせるズレが、ルアーのスムーズなアクションの動き出しのきっかけとなり、
ボディ同士のぶつかるアピールサウンドを発生。
ジョイントルアー特有のメリットは有しつつ、アクション自体はまるでノンジョイントルアーの様なスライドアクションを実現します。
つまり、ジョイントルアーのメリットである動き出しと、ハイアピールサウンドを武器としながら、
ノンジョイントの様な、切れのあるスライドアクションを兼ね備えた、今までにない新しいポジションのジョイントスウィッシャーとなります。
そしてSSの要となる、リアペラ部分。難しかったのは分割ボディに対して一枚となる、シングルペラ。
左右分割に対してフリーでの接続ではなく、こだわったのはあくまでも固定式設計。
固定式にすることで、ペラの持つ「支点」と、「ポーズ時とアクション時の、変わらないペラの位置とルアー姿勢」。
「ベースの浮き姿勢を維持する」という、スウィッシャーとしてオウルジーンズが最重要視した部分を独自の組付けによる固定式ペラで実現しました。
もし、ペラ部分を「接続タイプのフリー」にすると、ブレードの様な役割となってしまうことや、ポーズ時はフリーペラは水中に垂れ下がります。
そうなると、例えば「1アクション目と、連続した2.3アクション目」のサウンドやアクション、操作感が変わってしまい、「シングルスウィッシャー」として目指すルアーとは別物になってしまいます。
特異なブランクであれ、そこに固定されたペラが一枚。それがルアーバランスに影響を与える役割でセッティングされたものを目指しました。
左右のボディがどちらにズレても、ペラに干渉して回転の邪魔をしない様にすること。
そのために長く張り出したヒートン強度を保つため、笠の骨の仕組みの様に2本のヒートンが支えます。
半年以上にも渡る実釣テストでの釣果にも破損することなく、回転を妨げることもありませんでした。
右にも左にもスムーズな動き出しとスライド。回収中のボディの回転を防ぐのもこの構造の産物です。
全4色(カラーによって価格が変わるものがございます)はSSの伝統と実釣を考慮したラインナップ。
オウルジーンズ10周年目の新作は、アピール力と魅せるアクションを併せ持つシングルスウィッシャー。TATE-Torです。
全長約13cm 42g前後 7700円(税込8470円) 専用ブランク手描きカエルのみ8400円(税込9240円)
素材ウッド