ハトポッパー

ハトポッパー

「ポッパー」としては、大型の部類に入るでしょうか?

飲み込める一口と言うサイズよりは少しボリュームのある、頬張るといったイメージのサイズ。ベースブランクからは、すべて一本一本を手で成形した木製ポッパーです。

 

今年は、シンプルで飽きの来ない「一口サイズ」のポッパーを常にタックルに常備しておきたい。そんなところから製作を開始したルアーなのです…

 

狙うターゲットやフィールドに合わせると、例えば20ポンドオーバーのナイロンラインや、普段のプラグサイズに合わせた「強め」のマグネットブレーキシステムのリール。それらを組み合わせ、潜り込んだウィードからターゲットを引き抜くための剛竿といった具合に…

例えばそんなバランスの強いタックルでもストレスなく扱える「一口サイズ」となると、出来上がってくるのは「飲み込める一口」ではなく「一口で頬張る」ボリューム。

 

名作とされるポッパーの多くに小振りの物が多いイメージの中、個人的に大型ポッパーと聞くと、どうしてもそのアクションや使いどころのイメージも決まってしまいます。

 

目的は「タックルに常備」。

すなわち使いどころの広さも重要で、アクション出しには「ペンシル的な操作感」を大切に、強いタックルでの操作にも飛び出さない様、テール重心+カップの後ろにもウエイトを配置しました。

 

ボリュームを感じるポッパーでありながら、置きにいく様なキャストに、移動距離を極端に抑えた首振りとチャグ音でネチネチとしたスロー

展開や、ピョコピョコと連続したアクションでスピーディーに探っていくなど、幅広いタックルバランスに対応できる「こだわり」の「普通」のポッパーが出来たと思います。

 

目で見える、斬新なディテールを必要としない物を目指すと、どうしても個性の無いありがちな顔になるのもポッパーの憎いところ。

そんなインパクトはネーミングに…

 

オウルジーンズ「ハトポッパー」です。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

 

2018-03-20